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ホームインスペクションとは、住宅の検査・調査を行うことです。
新築住宅には竣工検査等がありますが、中古住宅においては売買などの取引時に検査・調査を行うことは多くはないのが現状です。そのため、中古住宅の事前の検査・調査を行うことで適切に中古住宅の評価を行い、流通促進につなげるために、ご希望によりホームインスペクションの利用を斡旋しています。
調査
調査は、ホームインスペクターが行います。
ホームインスペクターは、国土交通省の定める要件を備えた講習を受講後に、既存住宅状況検査技術者として登録された建築士が、それぞれの資格で設計できる範囲の建物について行います。
調査する箇所は、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分です。具体的には、住宅の基礎・基礎ぐい・壁・柱・外壁・屋根・雨樋などを対象としています。
調査は、基本的には目視・触診・打診により行われています。
品確法による瑕疵担保責任や住宅瑕疵担保責任履行法による資力確保は新築住宅のみを対象としており、中古住宅については十分な瑕疵担保責任を問えないケースも少なくないため、国が推進する任意の制度として既存住宅売買瑕疵保険が作られました。
既存住宅売買瑕疵保険は、中古住宅の検査と保証がセットになった保険制度で住宅瑕疵担保責任保険法人が保険を引き受けます。
保険対象は、構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分などで、引き渡しから1~5年間の瑕疵担保責任を実現しようというもので、対象となる住宅は1981年施行の新耐震基準を満たしていることが前提となっています。
詳細は住宅瑕疵担保責任保険法人に確認が必要です。
この保険には、次の2種類のタイプがあります。
中古住宅を売主として販売する事業者を対象とし、引き渡し後に瑕疵により住宅の基本構造部分等に不具合が生じた場合、上記の保険法人が補修費用等を保険金として販売事業者に支払うタイプ 。 住宅の買い主は、宅建業者と「保険付既存住宅」として売買契約を結びます。購入後に物件の瑕疵が見つかった場合、保険金は宅建業者に支払われます。仮に登録事業者が倒産した場合でも、買い主は保険法人に直接請求して保険金を受け取ることが可能です。
保険申込者:売主である宅建事業者
現況検査:瑕疵保険法人に登録された検査員
【手続きの流れ】
個人間での売買する住宅の検査を行い、売買後に瑕疵が発見された場合、保険法人が補修費用等を登録検査機関に保険金として支払うタイプ 。
保険申込者:検査会社(建築士事務所)
現況検査:検査会社所属の建築士および瑕疵保険法人に登録された検査員
【手続きの流れ】
注意点
メリット
デメリット
①お問い合わせ
各社に電話またはホームページより問い合わせます。診断内容や料金を確認します。
②お申込み
希望の診断日時を決め、診断を申込みます。
③必要書類を送る
平面図、立面図など指定された書類がある場合は事前に送ります。
④ホームインスペクションの実施
現地で診断を行います。依頼者様も当日立会い、診断結果を聞きます。
⑤報告書を受け取る
ホームインスペクターから報告書が送られてきます。
⑥料金のお支払い
料金を支払います。